中国はトランプ大統領の南シナ海問題の仲裁をけん制
このページの所要時間: 約 1分1秒
中国外務省は、トランプ大統領が南シナ海問題を仲裁しようとしている事に対して、地域外の国々は関係国間で実施している協議を尊重すべきである、との旨の見解を示した。
中国外務省で13日に実施された定例記者会見の際に、記者から「アメリカのトランプ大統領は、ベトナム政府に対して南シナ海問題に関して仲裁できる事があればしたいと述べています。この件に関して、中国政府の見解を教えていただけますでしょうか?」との旨の質問が行われた。
この質問に対して中国外務省の報道官は「南シナ海問題に関して中国政府の立場は一貫して明確となっています。中国政府は、南シナ海における海洋権益と主権を断固として守ります。その一方で、中国政府は関係国と直接の対話と協議を通じて、南シナ海における関連紛争の解決に取り組んでいます。現時点では、中国政府とアセアン関係国の努力の成果により、南シナ海の状況は改善しています。私たちは、この地域の国々が南シナ海問題に適切に対処するための知恵を持っていると信じています。そのため、この地域外の国は、建設的に南シナ海の平和と安定を維持しようとしている国々の努力を尊重することを願っています。」との旨の回答をした。