日本は台風被害を受けたベトナムに浄水器を供与
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日本の外務省は、ベトナムにおける台風被害に対する緊急援助として、JICA(国際協力機構)を通じて浄水器を供与する事を発表した。
ベトナムでは、中南部に上陸した台風ダムレイにより、広範囲で豪雨が続き洪水や土砂崩れが発生していた。これらの被害が相次いで発生した事により、死傷者を含む多数の被災民と物的被害が生じていた。ベトナム政府の公式な発表によると、少なくとも死者44人、行方不明者19人、倒壊家屋は約1,500、損壊家屋は約114,000棟も発生していた。伝統的な街並みがある中部の観光地ホイアンにおいても、被害が発生していた。
ベトナムでは、10日と11日にAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議が開催される事もあり、台風被害に対する復旧活動を迅速に実施している。しかしながら、早急に復旧を行うためにも海外からの支援も必要であったために、日本政府に対しても支援の要請が行われた。
支援要請を受けた日本政府は、日本政府とベトナム政府の友好関係を鑑み、また人道的観点の視点からも、人道支援のため緊急援助を行う事を決定した。日本政府が実施する支援は、JICAを通じて浄水器を供与するものとなる。