茨城県下妻産の梨のベトナム輸出が100トンへ
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茨城県の西部に位置する下妻市では、東南アジア地域への下妻産の梨(豊水)の輸出拡大を進めており、この取り組みの一環として下妻市長と果樹組合連合会からなる一団が在日本タイ大使館と在日本ベトナム大使館への表敬訪問を実施し下妻産梨のアピールを実施した。
下妻市では、下妻産梨を海外へ輸出する取り組みを進めており、2013年度からシンガポールとタイへの輸出に着手しており、2015年度にはタイとマレーシア等へ合計で8トンの輸出を実施していた。
ベトナムにおいては今年の1月に日本産の梨の輸入が解禁されたために、茨城県・下妻市・生産者・JA等が協力してベトナムへの梨輸出を検証し、現地の小売店のバイヤー等との商談会を実施していた。その結果、初年度にも関わらず100トンの輸出量を確保する事が出来ており、8月16日には記念となる初出荷が実施されていた。今後は、既に出荷されている幸水に続いて、豊水・あきづき・新高の順にベトナムに出荷されていく予定である。9月23日は、ホーチミンの日系大型ショッピングモールで下妻産梨の輸出本格化を記念したセレモニーと試食販売プロモーションも実施される予定である。
来年度のベトナムへの出荷は、200トンから300トンの要望がある状況であり、今後も下妻市では生産者・JA・県等との連携の元で、ベトナムへの輸出量を増加させていく方針である。