ベトナムと貿易・エネルギー分野等における協力強化
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日本の経済産業省は、ベトナムの商工省との間で「第2回日ベトナム産業・貿易・エネルギー協力委員会」を開催した事を発表した。
日本政府では、ベトナム政府との間における産業・貿易・エネルギー分野における協力を深化させ、懸案事項を両省間で集中的に議論し解決を図っていく事などを目的として、「日越産業・貿易・エネルギー協力委員会」を2015年に設置していた。この委員会の会合を日越両国で交互に年1回程度を開催する事に両国は合意しており、昨年はベトナム側で実施されていた。昨年の委員会では、「繊維産業政策対話の立ち上げ」「模倣品対策の強化」「ベトナム政府職員の育成」「原子力や高効率石炭火力」などの分野における協力を行うことに合意していた。
今回開催された第2回目となる日ベトナム産業・貿易・エネルギー協力委員会の会合は日本側で開催され、日本政府側は世耕弘成経済産業大臣、ベトナム政府側はチャン・トゥアン・アイン商工大臣などが参加した。今回実施された委員会では、新たに「自動車及び裾野産業作業部会」を設置して日越共同でアクションプラン年内中に取りまとめる事で合意した。エネルギー分野の協力に関しては、エネルギー分野における協力の再構築を目指して戦略的協力関係を深めていく事で合意した。
今回の委員会で確認された産業・貿易・エネルギー分野に関する協力事項を取りまとめた会議録に対して、世耕経済産業大臣とアイン商工大臣との間で署名を実施するとともに、日本の近畿経済産業局とベトナム商工省との間の経済協力に関する枠組の署名も実施された。