商工中金が電線メーカーのタイ展開を支援
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特別法に基づく日本の政策金融機関のひとつである商工組合中央金庫(商工中金)は、電線メーカーである東京電線工業株式会社のタイ展開を支援するため2億円を融資した事を発表した。
1954年に創業した東京電線工業株式会社は、通信インフラ用などに使用される対屋外電話線、信号・制御・計装用ケーブル、機器配線用電線、ワイヤーハーネス、ケーブル加工品、圧着加工品、圧接加工品、基板組立品などを製造している。近年では、付加価値の高い工業用電子部品向けのワイヤーハーネス製造を強化しており、納入先各社のグローバル展開に対応するため中国やタイに現地法人を設立していた。このワイヤーハーネスの生産を更に強化するために、タイ現地法人の生産設備を充実させる事を決定していた。
商工中金では、このタイ現地法人の生産設備増強を高く評価したため、タイ現地法人の資金調達ニーズに対応する事を決定した。商工中金が東京電線工業に融資する2億円は、タイ現地法人「TODENKO(THAILAND)CO.,LTD.」への貸付として利用され、この資金を元に生産体制を強化する。
商工中金では、今後もアジア地域への中小企業の海外進出を積極的に支援していく方針である事を表明している。