日本は産業用レンズメーカーのタイ進出を支援
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日本政府が全額出資し国際金融に特化した政策金融機関であるJBIC(国際協力銀行)は、産業用レンズや照明等を販売する株式会社ヴイ・エス・テクノロジー(VST)のタイ進出を支援するために、15百万タイ・バーツを限度とする融資契約を締結した事を発表した。
VSTは、各種製造業の工場生産ラインで用いられる検査用等の産業用レンズ・光学レンズ・光学部品・照明装置の開発・設計・製造・販売を行う中小企業である。このVSTでは、東南アジア地域の経済成長を背景として、タイや周辺国において自動車や他製造業において産業用レンズや照明等の需要拡大が見込まれるとして、この地域における事業拡大を企図していた。JBICでは、この事業拡大は日本産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものと判断した事により、支援を実施する事を決定した。
今回の融資はVSTのタイ法人「VS Technology (Thailand) Co., Ltd」に対して実施される。株式会社横浜銀行との協調融資として実施され、JBIC分は限度額が15百万タイ・バーツとなる。JBICは、今後も日本の公的金融機関として、日本の中小企業の海外展開を支援していく方針である事を表明している。