日本はタイの人材育成を支援
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在タイ日本大使館は、日本とタイとの間で人材育成に関する協力を推進する事等を目的として「第2回人材育成円卓会議」を20日に開催した事を発表した。
この会議は、昨年の11月に開催された第18回日・ASEAN首脳会議の際に安倍総理が公表した「産業人材育成協力イニシアチブ」に基づき実施されるものである。日本政府はアジア地域において基盤産業の更なる発展のために、この地域において3年の間に約4万人の産業人材育成の支援を行う方針を立てていた。第1回人材育成円卓会議は、今年の3月に開催されており、今回は前回の内容を踏まえて実施されるものである。
第2回人材育成円卓会議は、在タイ日本大使館とJICAの共催により、タイの大手マスメディアのネーション・マルチメディア・グループの協力の元で開催された。この会議では、タイのコブサック首相府政務官から「タイは製造業における人材育成の必要性を重視しており、日本との協力を期待している。」との旨が述べられた。その後は、パネリストにピチェート科学技術大臣、スチャートウィー・キングモンクット工科大学ラカバン校学長、タヴォン・タイ工業連盟副議長、などをパネリストに迎えて人材育成協力に関する今後の進め方についての議論を実施した。
在タイ日本大使館は、今後も人材育成円卓会議における議論を踏まえて、日本政府とタイ政府の間における産業人材育成協力の具体化を進めていく方針である事を表明している。