みずほ銀行がタイのコングロマリットと業務協力覚書を締結

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株式会社みずほ銀行は、タイのコングロマリット(複合企業)グループである「チャルーンポーカパングループ(Charoen Pokphand Group Co., Ltd.)」との間で、このグループのアジアにおけるネットワークを活用した日本企業の海外展開支援を目的とする業務協力覚書を締結したことを発表した。

アジア地域のメコン川流域経済圏では、様々な国(中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナム)の国境を跨いだ製造業のサプライチェーンの形成が進み、経済発展が加速している。特にタイでは、このサプライチェーンの生産・販売拠点として重要性がますます高まっている。タイのコングロマリットであるチャルーンポーカパングループは、CPグループとも呼ばれ、13億人超の世界一の人口を誇る中国との強固なネットワークを持っており、タイ・中国を軸としてメコン川流域を含むアジア全域への事業展開を実施している。

みずほ銀行では、これらの地域を中心としたアジア地域における日本企業の展開を支援する事などを目的として、このCPグループとの業務協力を実施することを決定した。なお、邦銀がCPグループと業務協力覚書を締結するのは今回が初めての事となる。今回の覚書を締結したことにより、日本企業で高い技術力や事業ノウハウを持つ会社をCPグループに紹介していく。また、CPグループのグローバル展開をサポートし、CPグループとの連携をさらに強化していく方針である。