タイの政策金利は年1.5%、5会合連続据え置き
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タイ中央銀行は政策金利(bank rate)を、5会合連続の据え置きとなる年1.5%とすることを発表した。市場予測通りの結果となった。
政策金利(bank rate)とは、各国の中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利である。この金利は景気によって通貨の流通をコントロールすることなどを目的として、景気が悪い場合には低く設定され、景気が良い場合には高く設定される。
タイ中央銀行の発表によると、現在の金利でもタイ国内の景気回復の支援は可能と判断したために、変更しないこととなった。アメリカでの利上げや世界的な経済低迷などの影響をタイも受けると判断しているが、タイの経済復興がこれらを上回ると見込んでいる。
また、同時に発表した経済成長率の見込みに関しては、景気回復が進んでいるために上方修正となることを発表しているが、詳細な数値は今月末までには発表するとしている。なお、2016年の成長率は以前発表している3.7%のままとなっている。