タイの外交団が北朝鮮との国交樹立40周年を記念し訪問
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タイと北朝鮮は国交樹立40周年を記念して、両国の国鳥をあしらった記念切手を相互の国で発行することを発表しており、国交を深めている。北朝鮮政府は、この両国の関係を強化するためタイ政府へ外交団の訪問要請を実施していたが、タイの外務省はこの要請を受けて友好外交団が北朝鮮に訪問したことを発表した。
この発表によると、訪問した外交団は北朝鮮の外務大臣および政府高官への表敬訪問を実施し、現状の北朝鮮情勢や今後の協力体制について話し合われた。また、代表団は現地にあるタイ・北朝鮮友好学校などへの訪問を実施した。代表団の訪問中は北朝鮮の芸術家達から、ダンスや武道などの様々な伝統芸術を披露された。
タイと北朝鮮の関係は、日本と北朝鮮の関係と違い友好的な国交が樹立されている関係である。しかしながら、タイでは日本と同様に1978年に北朝鮮政府によって拉致されたタイ人拉致被害者が存在している。被害者の親族および一部の人権派団体などはタイ・北朝鮮政府へ返還するように強く要求しているが、現時点で返還は実現されておらず、親族の高齢化もあり早期の解決が望まれている。