タイのプラユット首相が訪日し、日・タイ首脳会談を実施
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タイのプラユット・ジャンオーチャー(H.E. Mr. Prayut Chan-o-cha)首相が2月8日から10日の日程で訪日する予定であることを日本の外務省およびタイ政府は2月3日に発表した。プラユット首相が昨年の5月に政権を握ってから訪日するのは今回が初めてとなる。
今回の訪日では、9日に日本の安倍晋三内閣総理大臣と日・タイ首脳会談を実施し、タイのインフラ整備を始めとする両国間の協力体制やタイの民政復帰に向けたプロセスについて協議を行う。プラユット首相は安倍総理大臣との会談だけでなく、日本の各種経済団体との代表とも会談を実施する予定である。
タイ政府からの発表によると首脳会談では、タイ国内における鉄道建設とミャンマー南東部のダウェイ経済特区の開発について、日本政府と協力することに関する覚書に調印する予定である。
タイにおける鉄道建設に関しては、中国が先行してタイ政府と共同で開発を進めている。昨年の12月に中国の首相の訪タイに合わせて、両国は中国政府からの支援を受けて、ラオス国境付近とバンコクまでの路線を共同で開発することに合意している。中国政府はこの開発に3500億バーツ(1.26兆円)の資金を提供する予定である。
日本政府は、今後も成長が望めるタイの鉄道建設に関しては他国に遅れをとらないためにも、今後も積極的に支援を実施していく見込みである。