日本はタイと共同でメコン川開発支援のフォーラムを開催
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日本政府はメコン川流域の継続的な発展の支援を行っており、以前のニュース(日本と中国はASEANのメコン地域支援で連携)でも報じているが、近年では中国などの他国とも連携した支援を実施している。この支援を更に進めるべく、日本政府はタイ政府と共同で「第3回グリーン・メコン・フォーラム」をバンコクで12月25日に実施したことを外務省が発表した。
この「グリーン・メコン・フォーラム」は環境保護と経済成長の両面を考慮したうえで、メコン川の開発を行うことを目的として定期的に開催されているフォーラムである。メコン川を開発する際には、環境保護を軽視した開発が行われる事が多々あり、複数の国の間での利害関係が複雑なため、当事者以外の第三国による公平な支援が必要であると言われている。近年の開発では、ラオスのダム開発が他国の環境破壊を進めているという指摘もあり(ラオスのダム開発は環境破壊を進めるとの指摘を受ける)日本などの第三国からの支援の重要度がましている。
今回のフォーラムでは「都市環境の改善」及び「防災・災害対処」に関する意見交換が行われた。今回のフォーラムの結果は、2015年3月に開催予定の第3回国連防災世界会議へインプットされ、2015年7月に開催予定の第7回日本・メコン地域諸国首脳会議において報告される。
今回のフォーラムには以下の関係者が参加した。
【政府機関】
・日本
・カンボジア
・ラオス
・ミャンマー
・タイ
・ベトナム
・国際協力機構(JICA)
・北九州市
・バンコク都
【民間企業・研究機関】
・株式会社久米設計
・株式会社エイト日本技術開発
・サイアムセメントグループ(タイ)
・チュラロンコン大学(タイ)