世耕経済産業大臣とタイ財務大臣が会談、ASEAN関連でも連携

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日本の経済産業省は、世耕経済産業大臣がタイ王国のウッタマ・サーワナヨン財務大臣と7月31日に会談を実施したことを発表した。

世耕大臣はウッタマ大臣に対して、タイ新政権での財務大臣就任への祝意を述べると共に、前職の工業大臣から財務大臣の新ポストに変更となったことにも触れ、前職の時と同様に連携して両国間の協力を深化させていきたいとの意向を伝えた。ウッタマ財務大臣からは、日本のこれまでの協力に対し謝意が示されるとともに、新政権となっても前政権の政策は継続されるとの旨が述べられた。両大臣は、今後も、タイの産業高度化や東部経済回廊(EEC)開発などで協力を進めていくことを確認し、ASEAN関連でも連携していくことも確認した。

タイ政府では、年6%の継続した経済成長を目指しているが、近年のタイ経済は成長が鈍化しており、今年度のGDPの伸び率は4%に届かないとの予測も出ている。ウッタマ大臣は6%の伸び率を達成させるために、技術革新や人材育成に注力していく方針を示しているが、日本の官民に向けては積極的な投資を呼び掛けている。