日本医薬品のタイへのより円滑な供給が可能へ
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日本の厚生労働省は、タイ王国が日本薬局方を参照薬局方として採用したことを発表した。これにより、日本の医薬品のタイへのより円滑な供給が可能となる。
厚生労働省と医薬品医療機器総合機構(PMDA)とタイ王国保健省食品医薬品庁は、今までに二国間会合、シンポジウム、PMDAアジア医薬品・医療機器トレーニングセンターにおけるセミナー、独立行政法人の国際協力機構(JICA)専門家の派遣などを通じて、両当局の医薬品規制について相互に理解を深めてきた。
このような両者の国際協力の成果を受けて、令和元年7月26日にタイ王国保健省告示が改定され、日本薬局方が参照薬局方となることが公示された。この結果、日本企業がタイ王国に日本薬局方収載品を輸出する場合、製品登録に向けて必要な品質に関するデータの提示が一部簡略化され、円滑に供給できるようになった。これによりタイにおいて、日本の医薬品へのアクセスが迅速化されることとなった。