日本はタイのHIV/AIDS治療・予防活動推進を支援

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在タイ日本大使館は、タイにおけるHIV/AIDS治療・予防活動推進を支援するため、約290万バーツ(約1000万円)の無償資金協力を実施した事を発表した。

タイのケマラート郡は、メコン川を挟みラオスと国境を接するタイ東北部のウボンラチャターニー県に位置しており、移民労働者や観光客など往来が多くHIV/AIDSや性感染症などの感染リスクが高い地域となっている。この地域内にあるケマラート病院は、1990年から国境地帯でのHIV/AIDS治療及び予防活動を推進していたが、病院のHIV/AIDS事業活動は主に公共スペースなどで実施されており、患者のプライバシーが守られる場所がないという問題があった。この問題があったため、多くの患者が社会的偏見や差別をおそれてこの病院の医療サービスへのアクセスを避ける大きな要因となっており、患者の死亡または地域内のHIV/AIDSの感染拡大に繋がりかねない事態となっていた。そのため日本政府は、この病院にたいして支援を実施していた。

今回の支援は、草の根・人間の安全保障無償資金協力「ケマラート病院におけるHIV/AIDS及びSTIsのヘルスケア推進センター建設計画」として実施されていた。この支援により、PLWHA・性感染症患者・リスクグループを対象とするヘルスケア推進センターが建設され、診察・治療・健康増進活動や啓蒙活動を実施できる施設が整備された。