タイはロシアで各種フェスティバルを実施しイメージアップをはかる

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タイ政府はロシアにおいて各種フェスティバルを実施し、イメージアップを行うとともに蘭の輸出を促進する活動を実施していることをタイ外務省は10月9日に発表した。クリミア併合などでEUと対立し世界的に孤立しつつあるロシアに対して接近し、友好関係を深めることがタイ政府の狙いとみられる。

在ロシアのタイ大使館とタイ政府が初めて正式に主催したタイフェスティバルがモスクワで9月13日から14日に開催された。フェスティバルでは、日本で行われるフェスティバルと同様にタイの食品や工芸品の紹介・販売が行われ、タイの古典舞踊のパフォーマンスが行われた。
このフェスティバルと関連して、タイフローラルフェスティバル(Thai Floral Festival)が、9月13日から21日の間のモスクワ市の中心部の赤の広場からも近いツム(TSUM)百貨店前のスペースにて実施された。このタイフローラルフェスティバルでは、タイの有名な芸術家にデザインを依頼しており、200,000輪のタイの蘭を使用して巨大な花を作成しディスプレイを行った。

タイ外務省の発表によると、これらのイベントはロシアの中・高所得者をターゲットとして、タイ食品のイメージアップおよびタイへの観光を誘致するために実施している。今回のフェスティバルは好評に実施されたことからも、来年以降も同様のイベントが実施される見込みである。