タイでの贅沢ゴルフ【コラム】
以前2年間ほどバンコクに駐在をする機会がありました。土曜日、日曜日をどのように過ごすのか悩んだ時期がありましたが、結果としては贅沢なゴルフをして過ごさせていただきました。
そこで皆さんにも少しだけ贅沢なゴルフの楽しみ方をお伝えしたいと思います。一つ目は18ホールを回らないという事。競技をしているわけではありませんから、自分の体力にあったホール数だけ楽しめばいいという事です。私の場合はだいたい9ホールでした。そして二つ目はゴルフをしたいと思った時にゴルフ場へ向かうという事。自分がゴルフを楽しみたいと思った時にゴルフをプレイするのが大事だと思います。私はよく午後からゴルフ場へ行っていました。午後2時から小一時間程度ゴルフをしていましたが、それほど日焼けもしないまま気持ちよく帰っていました。最後に三つ目はゴルフに疲れたと感じたら家に帰るという事。リフレッシュのためにゴルフをしていましたので、あまり無理をせずに自分の体力に合わせて楽しむようにしていました。
日本でゴルフをしていた時は会社の同僚たちとひと月以上前から予約を取り、たとえ雨が降りとてもゴルフどころではない日であっても、午前5時頃には家を出たりしてゴルフをしていました。帰りも暗くなってから帰宅をしていましたが、その当時はそれでもささやかな幸せ感があったように思います。
それからしばらくしてタイでのこの贅沢ゴルフでしたから、もう二度と日本ではゴルフができないだろうなと感じています。タイの他にもカンボジアやフィリピン、ベトナムでよくゴルフをしてきましたが、お仕事のお付き合いでのゴルフでしたので日本同様18ホールをしっかり回らなければならないという私にとっては少し窮屈なゴルフでした。ゴルフでは通常キャデイーさんについてもらいゴルフクラブをお世話していただいたり、どこを狙って打ったらいいのかアドバイスをいただいたりします。通常は1名のキャデイーさんなのですが、タイでは2~3名のキャデイーさんを一人で引き連れゴルフを行う人がいます。日除けの傘をさしてもらったり椅子を持ってもらったりしてゴルフをするわけで、こうなると”大名ゴルフ”ですね。私には経験はありませんが、ちょっと仰々しく感じてしまいます。
米国の女子プロゴルフツアーでは、米国選手が主流で時々スウェーデンの選手や英国の選手などが活躍をするような状況でした。ところがその後、韓国の選手が大活躍をするようになりました。もちろん宮里藍選手など日本選手も活躍をしてきたのですが、現在はタイの選手が大活躍をしています。様々な国の選手たちが交じり合い、競い合うスポーツの場は観ていてとても気持ちがいいものですね。
贅沢ゴルフが急に懐かしく思えてきました。
【著者プロフィール】
三浦純一:1950年生まれ
フォーバル・ベトナムのシニアアドバイザーとして2年。主にホーチミンでの現地法人立上げ、工業団地進出支援。
サイエスト株式会社 海外進出支援サービス 「グローバル顧問」所属
http://www.globalkomon.com