海上自衛隊の護衛艦「てるづき」がタイ海軍と親善訓練

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日本の防衛省の海上幕僚監部は、海上自衛隊がタイ海軍と親善訓練を9月18日に実施した事を発表した。

今回の親善訓練は、「タイ海軍との相互理解と友好親善の深化」「海上自衛隊の戦術技量の向上」等を目的としたものである。訓練を実施した場所は、タイ西方海域となる。参加した兵力は、日本政府側は海上自衛隊の第6護衛隊の1等海佐が率いる護衛艦「てるづき」、タイ政府側はタイ海軍のフリゲート「CHAO PHRAYA」が参加した。訓練では、通信訓練や戦術運動等を実施した。

日本政府では、南シナ海における領有権問題で中国政府とベトナム政府・フィリピン政府・マレーシア政府・ブルネイ政府等が争っている事をうけて、ASEAN加盟国との間における空軍・海軍・陸軍のそれぞれにおける防衛協力を進めている。タイ政府との間では、今年の1月に航空自衛隊のU-4輸送機部隊がチェンマイ空港に寄航しタイ空軍との間で交流を実施しており、5月末にはタイ空軍司令官のジョム大将が訪日し日本の航空幕僚長との会談を実施していた。