日本の防衛大学を卒業したタイ空軍司令官が防衛省に訪問
このページの所要時間: 約 1分0秒
日本の航空自衛隊は、タイの空軍司令官であるジョム大将が5月31日から6月4日の日程で日本の防衛省に訪問し、会談等を実施した事を発表した。
訪日したタイ空軍司令官のジョム大将は、5月31日に日本の航空幕僚長との会談を実施した。この会談では、地域情勢や防衛力整備などに関して意見交換を実施し、日本とタイの空軍間における相互理解を深めた。6月1日には、防衛大学校を訪問して記念式典等に参加した。2日には岐阜基地を訪問し、部隊研修などを実施した。ジョム大将は、日本の防衛大学校を卒業した外国軍人として、初めて空軍司令官に就任している。
航空自衛隊は、今回のタイ空軍司令官との交流を通じて、航空自衛隊とタイ空軍の関係を強化する事が出来たとしている。近年の航空自衛隊はタイ空軍との交流を積極的に実施している。今年の1月には航空自衛隊U-4輸送機部隊がチェンマイ空軍基地に訪問し部隊交流を実施し、昨年の11月には日本の航空幕僚長がタイに訪問しタイ国軍司令官との会談や部隊訪問などを実施している。
航空自衛隊は、今後も様々な機会を通じてタイ空軍との関係強化を図っていく方針である事を表明している。