日本とシンガポールは建設分野の連携を強化

このページの所要時間: 13

日本の国土交通省は、シンガポール建築建設庁との共催により「生産性向上に向けた日・シンガポール共同セミナー」をシンガポールのBCAアカデミーで15日に開催した事を発表した。

日本政府は、「質の高いインフラ輸出」を推進させるために、官民連携の元で日本国内・国外において様々な施策を実施している。シンガポールは、近隣諸国と比較した場合には既に質の高いインフラが整備されているが、今後はシンガポールとマレーシアの首都を結ぶ高速鉄道の建設等の巨大プロジェクトが控えているために、日本企業のインフラ案件受注を目指して、共同セミナーを開催する事を決定した。

今回開催されたセミナーには、日本側からは国土交通省・在シンガポール日本国大使館・日系建設企業等の関係者の約30人が参加し、シンガポール側からは建築建設庁・陸上交通庁・現地建設インフラ関連企業等の約120人が参加した。日本の国土交通省からは生産性向上に向けた施策の紹介を行い、日本の建設企業からは先進技術の導入事例や人材活用に関する取組の紹介が行われた。

日本の国土交通省とシンガポールの建築建設庁は、今後も同様の取組を通じて両国政府と企業との間における建設分野での連携を進めることで合意した。