日本はシンガポール主催の大量破壊兵器拡散防止訓練に参加

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日本の外務省は、シンガポール政府が9月27日から30日の予定で開催する「拡散に対する安全保障構想」(PSI)阻止訓練「Deep Sabre 16」に日本政府も参加する事を発表した。

日本政府は国際社会の平和と安定を維持するため、アメリカ政府が提唱した大量破壊兵器とミサイルなどの関連物資の移転と輸送を阻止する「拡散に対する安全保障構想(PSI)」に参加している。日本政府では創設された2003年当初から参加しており、現在では100カ国以上がこの取り組みに参加している。このPSIでは、アジア太平洋地域におけるローテーション訓練を行う事を決定しており、この第3回目がシンガポールで開催される。

今回の会議には、日本政府からは外務省・防衛省・財務省・警察庁・税関・海上保安庁・自衛隊から職員などを派遣する。これらの職員はシンガポール海軍の最新の基地であるチャンギ海軍基地で開催される机上訓練に参加し、周辺海空域における海上阻止訓練と港湾における貨物検査訓練にオブザーバーとして参加する。