日・シンガポール外相会談、新幹線導入への期待を伝える
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来日中のシンガポールのビビアン・バラクリシュナン外務大臣と岸田文雄外務大臣は、日・シンガポール外相会談とワーキングディナーを26日に実施した事を外務省は発表した。
外相会談では、両国の外交関係樹立から50周年を迎えた事を祝うとともに、「知的交流の強化」「高速鉄道計画での新幹線導入」「南シナ海問題」などに関して話し合われた。
知的交流の強化に関しては、日・シンガポール・シンポジウムを毎年開催する事を通じて、両国間の知的交流を更に強化していく事で同意した。
高速鉄道計画での新幹線導入に関しては、岸田大臣からからマレーシアとシンガポール間を結ぶ高速鉄道の計画には、日本の新幹線が導入されることへの強い期待を表明した。バラクリシュナン大臣からは、日本の新幹線は高い技術を持っており、この計画に日本が関心を持っていることは歓迎すると述べたが、受注に関しての明言は避けた。
南シナ海問題に関しては、岸田大臣から南シナ海で現状実施されている大規模で急速な埋立てや拠点が構築されていることへの懸念が述べられた。バラクリシュナン大臣からは、南シナ海における問題は、国際法に元で平和的に解決されるべきであるという認識を示した。