ブイキューブのシンガポール企業買収をJBICが支援
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ビジュアルコミュニケーションツールの開発・販売・運用などを実施している株式会社ブイキューブは、シンガポール企業の買収を実施することを発表していたが、株式会社国際協力銀行(JBIC)はこの買収に必要となる資金の一部を融資することを発表した。
ブイキューブは、シンガポールで16年にわたりクラウドサービスなどを用いた教育プラットフォームサービスを提供しているウィズラーンテクノロジーズ社(Wizlearn Technologies Pte. Ltd)の買収を実施することを昨年の10月に発表していた。ウィズラーンテクノロジーズ社のシステムは、シンガポールの公立学校の5割強に導入されており、学校教育以外においても企業の従業員教育での導入も進んでいる。ブイキューブでは、Web会議システムなどのビジュアルコミュニケーションツールを提供しているため、この買収を通じてウィズラーン社が有する顧客基盤や教育ICTのノウハウを獲得し教育分野での事業展開を進めていく方針である。
国際金融に特化した政策金融機関であるJBICでは、今回のブイキューブの買収は日本産業の国際競争力の向上に貢献するものと判断したことから、買収に必要となる資金の一部を「海外展開支援融資ファシリティ」の一環として三菱東京UFJ銀行と株式会社みずほ銀行との協力のうえで融資することを決定した。