富士電機産業のシンガポール展開を商工中金が支援

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半導体製品や制御・通信・電気機器、電子部品等を取り扱う商社である富士電機産業株式会社はグローバル展開を実施しているが、このグロバール展開を支援するために商工中金は、シンガポール現地法人の仕入先に対しスタンドバイ信用状を発行して円滑な現地仕入をサポートする支援を実施したことを発表した。

富士電機産業株式会社では、半導体製品の販売以外にも情報システムの設計・施工や塗装工事も実施しており、グロバール展開を実施している。1987年にシンガポール現地法人を設立し、1992年にマレーシア現地法人を設立した後に、アメリカ・タイ・中国(上海、大連)・香港などに現地法人や関連会社を設立している。

日本の政策金融機関のひとつである商工組合中央金庫(商工中金)は、この富士電機産業のグロバール展開を支援することを目的として、シンガポール現地法人「FUJI ELECTRIC INDUSTRIES (S) PTE. LTD,」の円滑な商取引をサポートするため、仕入先に対して80万USドルの支払保証(スタンドバイ信用状の発行)を実施した。スタンドバイ信用状は、海外現地の金融機関から資金調達を行う際の保証として発行されることが多く、今回の支払保証は保証の効果を活用して仕入債務に対して保証を行ったものとなる。

商工中金は、今後も中小・中堅企業の海外進出を金融面から支援するとともに、様々な金融ニーズに積極的に対応していく方針であることを表明している。