シンガポールの2015年GDP成長率は2%、下方修正

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シンガポール通産省は、2015年におけるGDP成長率(国内総生産成長率)は昨年度比で2.1%となると1月に速報を発表していたが、この成長率を2%と下方修正することを24日に発表した。

通産省の発表によると、2015年のシンガポール経済状況は、中国などの新興国の経済成長が鈍化したことや原油価格が下落したことなどを受けて、輸出が減少したことによる国内製造業の成長が減少したが、国内のサービス業・建設業・金融業などが成長したことにより、総合的には成長を維持することが出来た。また、2015年の第4四半期におけるGDP成長率は、速報値(2.0%)からの下方修正がはいり、1.8%となった。

シンガポール通産省による2016年におけるGDP成長率の見込みは、世界的な原油価格の下落に加えて、通貨およびに金融市場が不安定であり、新興国の経済成長の回復が不透明であることからも、1.0%-3.0%と幅広く予想している。また、建設業と個人消費は増加する見込みでもある。