ソフトバンク出資のシンガポールのグラブタクシーが更なる資金調達実施

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ソフトバンクは昨年の12月4月に、シンガポールに本拠地を置きタクシー配車アプリケーションを制作・提供するグラブタクシー(GrabTaxi)に2億5,000万米ドルの出資を実施し筆頭株主となったことを発表していたが、このグラブタクシーが2億ドル超の更なる資金調達を実施する見込みであることをシンガポールの地元メディアが報じた。なお、グラブタクシーからの正式な発表は現時点では行われていない。

この地元メディアによると今回の出資は、大手米ヘッジファンド運用会社でタイガー系ファンドのコーチュー・マネジメントが中心となり実施される見込みである。グラブタクシーの競合であるアメリカ系ウーバー、中国系Didi-Kuaidiなどがファンド等から巨額の資金調達を実施しているため、これらの競合に対抗するため、今回の資金調達が実施されることとなった。

グラブタクシーは、シンガポール政府の支援を受けて2012年に設立した新興企業である。創設者はこのタクシー配車アプリ案で、ハーバードビジネススクールの2011年ビジネスプランコンテストで準優勝を獲得している。