シンガポールは観光産業発展のため水と自然をテーマにした公園を建造
シンガポールは近隣諸国と比較して土地が狭く天然の自然遺産などが無いことから、積極的に人工的な観光地を建造していいる。この活動の一環としてシンガポールの国立公園局は、水と自然をテーマにした国立公園「ジュロンレイクガーデン(Jurong Lake Gardens)」建設プロジェクトの概要を説明するとともに、広く国民から意見を募るためにフィードバックの受入れを実施していることを発表した。
このジュロンレイクガーデンは東部・中央部・西部と分かれており、水と自然をテーマにし様々な施設を備え、日本庭園や中国庭園なども備えた公園となる予定である。この公園は「自然と思い出の保存」「科学と自然の統合」などのテーマで建造される。公園に訪れる人は、1人で訪れても遊歩道に沿って散策することで自然を満喫する事ができ、家族で訪れる人達には水の遊び場で楽しむ事が出来る。子供達は、植物や動物を楽しむためのプレイエリアで知見を満たす事が出来る。現時点での建造スケジュールは、順調に計画が進んだ場合は西部は2017年に完成し、残りのエリアも2020年頃までには完成する見込みである。
現地の住民からは「豊かな自然に触れるためには国外のマレーシアなどに訪れるしかなかったが、この公園が出来ることにより気軽に自然に触れることが可能となり、子供の教育のためにもこの公園は活用出来る。」などの建造を歓迎する声が多数挙がっている。しかし、この公園に外国人労働者が集合することで治安が悪化する恐れも懸念されている。
以前のニュース(シンガポールの2014年の観光産業は訪問者が減少し収入が横ばい)でも報じているが、シンガポールの観光産業は成長が頭打ちとなっている。そのためシンガポール政府は、更なる成長を行うには新しい観光地が必要と考えていることからも、今後も同様な新しい観光地の建造を積極的に実施していく方針である。