食料自給率が低いシンガポールは卵の価格が上昇

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シンガポールの食料自給率は正式に公開されていないが、国際連合食料農業期間(FAO)などの機関の調査結果から推測すると、領土自体が狭く農地も狭いため1割程度の食料自給率とみられており、食料の大多数を他国からの輸入に依存している。この様な状況のなか、マレーシアの農場でサルモネラ菌が発生し卵の供給量が減少したため、シンガポール国内での卵の価格が6月から上昇している。

シンガポールの国土は日本の東京23区の面積と同程度の約716平方キロメートルであり、農地はこの1%程度であり農作物の生産量は非常に少ない。生活必需品の卵は自国内での生産を重視しているため23%程度を生産しており、残りはマレーシアからの輸入で賄っている。
しかしながら、マレーシアの農場でサルモネラ菌などの細菌が発生し卵の生産量が低下した事による単価上昇が6月頃から発生している。この単価上昇が消費者が購入する際の価格にも影響している。

日本の食料自給率は生産額ベースで65%、カロリーベースで39%(平成25年度:農林水産省調べ)である。近年では日本においても自給率が減少しており、このまま減少を続けると今回のシンガポールの卵の場合と同様に他国の生産量の増減の影響を受けやすくなるため、政府には食料自給率を高める施策を実施することを望みたい。