千葉の森田知事がシンガポール・ベトナム訪問、千葉のPRと人材育成施設を視察
千葉県は、森田健作知事がシンガポール共和国とベトナム社会主義共和国に11月15日から21日にかけて訪問し、県議会議員・県内農水産団体・観光業界・経済界・介護事業者等の一団と協力して各種トップセールスを実施した事を発表した。
森田知事は、11月16日に『食品バイヤーの責任者との会談』として、シンガポール市内のホテル「ノボテルシンガポールクラークキー」で、日本の農水産物・食品輸入に携わる代表的なバイヤー4社の責任者と会談を実施した。この会談には、県議会議員と農水産ミッション団が同席して、千葉の高品質な農水産物・食品の魅力をPRした。
『県産農水産物の試食商談会』として、商談会に先立ち試食会を開催し、キンメダイの刺身、サバのみぞれ煮、さつまいものスティック焼き、ニンジンなどの野菜スティック、落花生などの試食品を紹介した。試食会の後に開催した商談会では、千葉県から参加した16の事業者等と、シンガポール側の食品バイヤー51事業者が積極的な商談を実施した。
『駐シンガポール日本国大使への表敬訪問』として、知事は県議会議員とともに山崎大使を表敬訪問し、千葉県とシンガポールとの交流や輸出促進等について意見交換を実施した。知事は、県産農水産物の輸出拡大に向けたセールスのために訪問したこと等を説明し、千葉県とシンガポールとの交流や輸出促進等が、今後も広がっていくよう協力を依頼した。
17日には『千葉の食PRイベント』として、現地のメディアやインフルエンサー、大学生、飲食店関係者など114名が参加し、千葉の食の魅力を体感してもらうイベントを開催した。知事は、現地シェフペトリーナ氏の県産食材を使用したオリジナル料理を試食し、招待客にも振る舞った。また、食だけではなく、鋸山の絶景や動物との触れ合い体験、いちご狩りなどを紹介し、千葉県への来訪に向けたPRを行った。
19日には『報奨旅行主催企業向け観光誘致セミナー』として、ベトナムのホーチミン市内のホテル「ニッコーサイゴン」で、社員向けに報奨旅行を行っている現地企業など16社19名を招き、報奨旅行で千葉県内に来てもらうための観光誘致セミナーを開催した。
『現地旅行業者との観光セミナー商談会』として、観光ミッション団とベトナムの旅行業者との商談会を開催した。千葉県からは観光事業者などの17事業者・団体、ベトナムからは旅行業者・メディア20社29名が参加した。商談会では、県からの参加事業者等が設けたそれぞれのブースにおいて、美味しい果物や自慢の料理、宿泊施設のお得な情報などをPRした。
『レセプション「千葉の夕べ」』では、観光や日本酒などの千葉県の魅力をベトナムの人々に広く知って貰うとともに、千葉県ミッション団とベトナム関係者とのネットワークの強化を図るため、在ホーチミン日本国総領事館とJNTOハノイ事務所の後援を得て、レセプションを開催した。
20日には『ホーチミン市人民委員会委員長(市長)との会談』として、会談の際には経済団体・介護ミッション団が同行した。知事は、ベトナムの方に安心して働いてもらえるよう外国人の受入環境の整備を進めることや、ベトナムへの進出意欲のある企業を積極的に支援していくことに意欲を示した。
『在ホーチミン日本国総領事への表敬訪問』として、県議会議員も同行して、千葉県とベトナムとの交流や観光誘致等に関して意見交換を行った。総領事からは、ベトナムの政治・経済・一般情勢に関して説明が行われ、知事からは更なる観光客の誘致に向けたセールスや経済・人材分野での交流促進を図っていきたいこと等を説明した。
『人材育成施設の視察』として、介護分野をはじめとした外国人材の受入支援に向けた取組の検討のために、県議会議員・介護ミッション団とともに現地で留学生や技能実習生の日本語教育などを行う、「ESUHAIKAIZEN吉田スクール」を視察し、レロンソン校長と意見交換を行った。知事は、施設側から学校概要の説明を受け、授業の様子や生徒との交流を通じてベトナムの人材育成の現場を確認した。