中電工のシンガポール電気工事会社買収を日本政策投資銀行が支援
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株式会社中電工は、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)との共同出資により、シンガポールに設立した特別目的会社通じてシンガポールの電気工事会社「RYB Engineering Pte. Ltd.( RYB)」の発行済株式 70%を取得し連結子会社とした事を発表した。
中電工では、中国地域の電力の安定供給を支える総合設備エンジニアリング企業であるが、2011年以降はマレーシアに現地法人を設立し海外進出を進めている。この海外進出を進める施策の一環としてシンガポールの電気工事会社RYB社を連結子会社化する事となった。
シンガポールのRYB社は、技術的要求水準が高いデータセンター工事を中心に実績を上げている会社である。中電工にとっては、今回の買収は初の海外買収案件となるものであり、成長著しい東南アジア市場における新たな事業基盤を獲得する事が可能となった。また、日本政策投資銀行(DBJ)は、この買収は日本産業の国際競争力強化に資すると判断した事から、「特定投資業務」を活用したリスクマネーの供給を実施している。