シンガポールでLGBTデモ、この問題は自国民のみが決定すべきと
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シンガポールで、LGBT(性的少数者)を支持するデモ「ピンク・ドット(PinkDot)」が7月1日に開催された。今年はシンガポール国民・企業のみの参加が認められる形式に変更された。
シンガポールの現状の法律では、男性同士の性行為が禁止されており、最大で2年間の禁固刑が科せられている。そのためシンガポールでLGBTを支持する人達は、LGBTの権利拡大などを訴えてデモ「ピンク・ドット」を毎年開催しており、昨年までに8回開催していた。
9回目の今年度のイベントでは、デモに参加する事が可能な人はシンガポール人のみとなり、協賛企業などもシンガポール国内企業のみが認められる形に変更となった。昨年度までは、外国人が参加し、アメリカのグーグル・フェイスブック・ゴールドマンサックス等が協賛していたため、大きく運営方法が変更される事となった。
昨年度までのイベントでは、シンガポール国内問題に関するデモであるにも関わらずに海外の人権派団体や海外企業が多数参加し、海外の持論を強く推し進めていた。この状況を受けてシンガポール内務省では、「LGBTに関しては、シンガポールの国民自身が対応を決める問題である」との旨の見解を示し、外国人がこの問題に関するデモに関与する事を禁止する旨を発表していた。