フィリピン大統領顧問の甥が麻薬密売で逮捕、法の下では誰しも平等と

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フィリピン麻薬取締庁は、大統領顧問であるジーザス・ドゥレザ氏のおいが麻薬の密売を行った容疑があるとして逮捕した事を発表した。ジーザス・ドゥレザ顧問は、自身のおいが逮捕された事は恥ずかしく残念だが、法の下では誰しも平等なため、今回の逮捕は当然であるとの見解を述べた。

麻薬取締庁の発表によると、ドゥレザ顧問のおいを麻薬密売の容疑で以前から調査していたが、麻薬取締庁の覆面調査官に麻薬を販売した事により確かな証拠が集まったために9日に逮捕した。逮捕した際には、麻薬に関する道具だけでなくライフル銃や弾薬なども所持していたため、全てを押収した。甥には確実な証拠があるために、今後は起訴され実刑が下される見込みである。

ドゥレザ顧問は甥が逮捕された事に対して「私の甥が麻薬密売に関する容疑で逮捕された事は、非常に恥ずかしく残念な事です。しかしながら、麻薬取締庁が甥を逮捕した事は褒められるべき事だと考えます。甥が大統領顧問の親族であったとしても、公平に法律を適用しているからです。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅活動は、このまま進めるべきです。」との見解を述べている。