NECがフィリピン国営放送局に地上波デジタル放送機器納入

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日本電気株式会社(NEC)は、フィリピン共和国の国営放送局であるPTVに対して地上波デジタル放送機器の納入を行う契約を締結した事を発表した。

フィリピンでは、日本政府が積極的なプロモーションを実施した事もあり、地上波デジタルテレビ放送の技術方式を日本方式(ISDB-T)とする事を2013年11月に決定していた。現在のフィリピンでは地上波デジタル放送の送信地域拡大を進めており、国営放送局であるPTVは、NECから地上波デジタル放送機器を購入する事を決定した。

今回の受注は、NECの世界トップクラスの納入実績などが評価されたためである。NECでは、世界初の地上波デジタル放送商用サービスが1998年に開始された英国に機器を納入してから、合計で50ヶ国以上に累計4,500台以上を納入していた。

NECが今回の契約で納入する機器は、NECの最新の地上波デジタルTV 送信機と圧縮多重化装置で、フィリピン国内の6ヶ所に2017年7月までに設置を完了する予定である。また、機器の納入から設置、PTVに対してのトレーニングなどもNECは実施します。