日本は教室不足のフィリピンの学校を支援
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日本政府は、フィリピンのミンダナオ島南コタバト州タンタガン町のドゥマダリッグ初等・中等学校における教室整備の支援を実施していたが、この整備が完了した事に伴い引渡式典を実施した事を発表した。
タンタガン町のドゥマダリッグ初等・中等学校では、地域の人口増加に伴い深刻な教室不足に陥っていた。フィリピン教育省では1教室あたりの生徒数基準を45名としているが、この学校では1教室あたり57名の生徒が在籍し過密状態となり、生徒たちは劣悪な環境下での学習を強いられていた。そのため日本政府は、この学校の教育環境を改善させるために、教室を増築する支援を実施する事を決定した。
この支援プロジェクトは、草の根・人間の安全保障無償資金協力「南コタバト州タンタガン町におけるドゥマダリッグ初等・中等学校教室整備計画備計画(資金供与額:約950万円)」として実施されていたものである。3校舎6教室が新たに整備され、新設された各教室には教員用机・椅子・生徒用机付き椅子・トイレ等が整備された。この整備により教室不足の問題が解消され、快適な学習環境が提供される事となった。