日本はフィリピンで無償資金協力事業の更なる普及を図る
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在フィリピン日本大使館は、フィリピンのミンダナオ島コタバト市において草の根・人間の安全保障無償資金協力事業(草の根無償事業)の更なる普及を図る事を目的として、草の根無償事業に関するプロモーション活動を実施した事を発表した。
日本政府はフィリピンに対して草の根無償事業を実施しており、今までに総額で約3033万ドルとなる519のプロジェクトを実施していた。特に2006年からはミンダナオ和平支援案件を「J-BIRD」と称して、ミンダナオ地域に重点を置き農業・保健・教育・職業訓練等に係る各種施設・機材を供与してきた。日本政府は、このミンダナオ地域における支援を更に推進させるため、プロモーション活動を実施する事を決定した。
実施された説明会では、日本大使館の書記官がフィリピンのNGOの32団体に対して草の根無償事業のスキームを説明し、日本政府はミンダナオの社会経済開発支援を推進していく方針である旨が述べられた。草の根無償事業の詳細に関しても説明し、フィリピンのNGOからはプロジェクトの申請方法や申請条件等に関する質問が行われ、この事業スキームを活用したいとの声が多く寄せられた。