フィリピンもロシアに続きICC離脱へ

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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、フィリピン政府は国際刑事裁判所(International Criminal Court :ICC)から離脱する可能性がある事を17日の演説の際に明らかにした。

国際刑事裁判所(ICC)は、個人の国際犯罪を裁く常設の国際裁判所である。このICCでは、ロシア政府によるクリミア併合やロシア政府に関連する様々な調査を実施していたために、ロシアのプーチン大統領は強く反対し、ICCは国際的な司法機関として公平で独立した立場を保っていないとして、ICCから離脱する事を16日に決定していた。アフリカ諸国もICCから離脱する事を決定しており、これらの決定にフィリピンも便乗する事となった。

ドゥテルテ大統領は演説にて「ICCは役に立たない。離脱する事を決定したロシアにフィリピンも続く形で離脱する可能性がある。ロシアと中国が新たな秩序を作成した場合には、フィリピン政府も喜んで新たな秩序に参加する。」との旨を述べた。

ドゥテルテ大統領は、麻薬撲滅対策により2千人以上の麻薬売人や麻薬常習者を殺害しているため、欧米諸国から強い批判を受けている。国連などの機関からも麻薬撲滅活動を即時に停止すべきであるとの強い批判を受けているため、これらの批判の声を封じるためにもICC離脱を検討している状況である。