日本はフィリピンへ水産加工所を供与

このページの所要時間: 056

日本政府は、フィリピンのサマール州バセイ町における水産加工所建設の支援を実施していたが、この建設が完了したことに伴い引き渡し式典を実施した事を発表した。

フィリピンでは2013年11月に発生した台風ヨランダにより、各地域において多大な被害を受けていた。日本政府はこれらの地域に対しては無償資金協力や技術支援などを実施していたが、被災した地域が災害に強い社会として復興出来るよう「台風ヨランダ災害復旧復興支援プロジェクト」を立ち上げ支援していた。

この支援プロジェクトの一つとして、クイックインパクトプロジェクト「持続可能な養殖及び生産工場のための水産加工所建設」が実施されており、この支援が完了した。この支援では、日本で開発された浮沈式養殖筏が供与されている。この水産加工所が完成したことにより、この地域における養殖事業の復旧と復興の更なる促進が期待される。

日本政府は、両国間の戦略的パートナーシップの一層の発展のためにも、今後もフィリピン政府に対して必要な支援は継続して実施していく方針である事を表明している。