フィリピンへゴム調製施設を供与
このページの所要時間: 約 1分2秒
日本政府はフィリピンのミンダナオ地域においてゴム調製施設整備の支援を実施していたが、この整備が完了した事に伴い引渡式典を実施した事を発表した。
日本政府はフィリピンのミンダナオ地域における和平を支援しており、これらの支援をJ-BIRD(Japan-Bangsamoro Initiative for Reconstruction and Development)と称して、様々な観点からの経済支援を実施している。このJ-BIRDのひとつであり2012年に交換文書を署名した円借款事業「ミンダナオ持続的農地改革・農業開発支援事業(MinSAAD)」においては、この地域における農業改革を実施し現地農業の発展を促進することを目指しゴム乾燥施設を整備する事を約束していた。
ゴム乾燥施設が完成されたことにより、ゴム栽培地から収穫された天然ゴムを洗浄・乾燥・成形する事が可能となり、良質なゴム塊を製造することが可能となった。良質なゴムが作成可能となったことにより、ゴム加工業者などに対して高価格で取引する事が可能となった。この施設では、年間で696トンを取り扱い、年間3,690万ペソ(約84百万円)の売り上げを目指している。