岸田外務大臣がフィリピンのドゥテルテ大統領へ表敬訪問
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日本の岸田文雄外務大臣は、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Roa Duterte) 大統領への表敬訪問を11日に実施した事を発表した。
岸田大臣はドゥテルテ大統領に対して、ドゥテルテ大統領が国民から高い支持を得ているうえで強いリーダーシップを発揮している事に対して敬意を示した。また、今年は日本政府とフィリピン政府が国交正常化60周年を迎えることもあり、更なる両国関係の強化を行っていきたい旨が述べられた。また、日本政府はフィリピン政府に対して合計で約3兆円にもわたる支援を実施してきており、現在では1,500社程度の日系企業が進出している状況が説明された。
ドゥテルテ大統領は岸田大臣に対して、岸田大臣がフィリピンまで訪問した事に感謝の意を伝え、近年の両国関係は発展しており経済や貿易の面からの関係が強化されている事を述べた。自身がダバオ市長を務めていた時に、日本がJICAを通じた支援を行っている事を把握しており、これらの支援に感謝の意を述べた。
両者は南シナ海問題に関しても意見交換を行い、日本政府はフィリピン政府を全面的に支援し協力していく考えを伝えた。フィリピン政府からは、仲裁裁判所の結果を強く尊重し、今後も日本政府と協力していきたい方針である事が述べられた。