岸田外相がフィリピンのドゥテルテ大統領と会談へ
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岸田文雄外務大臣は8月10日から12日の日程でフィリピンに訪問し、ヤサイ外相とドゥテルテ大統領と会談を行う予定である事を、5日の記者会見の際に明らかにした。
岸田大臣は、今年が日本とフィリピンは国交正常化60周年の節目の年になり、フィリピンで新政権が樹立したために、新政権との意思疎通を図り両国関係の強化のためにフィリピンに訪問する事となった。協力を強化する分野としては、安全保障・ミンダナオ支援・経済関係などの様々な分野を挙げている。フィリピン政府とベトナム政府が中国政府と争っている南シナ海の領有権問題も議題に挙がる予定であり、様々な意見交換を行う予定である。
岸田外務大臣が会談を行う相手は、ヤサイ外相とドゥテルテ大統領を予定しているが、ドゥテルテ大統領との会談は調整中であるため、実現するかは不明である。ドゥテルテ大統領は日本政府の官僚とはまだ会談を実施しておらず、実現した場合にはこれが初めての会談となる。またドゥテルテ大統領は前任の親日派のアキノ大統領と異なり中国重視の姿勢をみせている事からも、ドゥテルテ大統領の対応と発言に注目が集まる。