日本はフィリピンの再生可能エネルギー事業を支援
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日本政府が100%出資している政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、フィリピンの再生可能エネルギー事業を支援する事を目的として、フィリピンの大手商業銀行のBDOユニバンクに対して最大で50百万米ドルとなる融資枠を設定する協定を締結した事を発表した。
フィリピンは多数の大小からなる島国から構成されており、台風などの自然災害を頻繁に受けていたために、地球温暖対策を積極的に進めていた。この対策の中では、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する数値目標を設定していた。JBICではこの地球温暖対策を支援する一環として、BDOユニバンクへの融資を行う事を決定した。
この融資を受けたBDOユニバンクは、フィリピン国内で地球温暖対策事業を行う企業に対して融資を行う。JBICとBDOユニバンクは、日本の中小企業のフィリピン進出を支援するための協力関係を構築する事の覚書を2013年3月に締結しており、今回の再生可能エネルギー事業支援により、両者の関係は更に強化される事となった。