ヤサイ・フィリピン新外務大臣が安倍総理へ表敬訪問
このページの所要時間: 約 1分11秒
日本の外務省は、安倍総理大臣がフィリピン新政権で外務大臣に就任したヤサイ氏(Perfecto Yasay, Jr.)からの表敬訪問を15日に受けたことを発表した。
フィリピンでは6月30日にロドリゴ・ドゥテルテ新大統領が就任した事に伴い、元証券取引委員長であり国際情勢に詳しいヤサイ氏がフィリピン外務大臣に就任していた。このヤサイ・フィリピン外務大臣は従来の親米・親日・対中姿勢を変更し全方位外交を行う方針である事を明言していた。ヤサイ・フィリピン外務大臣は第11回アジア欧州会合(ASEM)に出席するためにモンゴルに訪問しており、安倍総理もこの会議に参加するために同地にいたために、表敬訪問が行われる事となった。
今回の表敬訪問においては安倍総理からは、ドゥテルテ新大統領が市長を務めたミンダナオ市において日本政府はインフラ支援などを実施していた例を挙げ、ドゥテルテ新政権の元でも今後もフィリピン全土における支援と協力を進めていきたい旨が伝えられた。ヤサイ外務大臣からは、日本政府の今までのインフラ支援などに感謝するとともに今後も継続して欲しい旨が述べられた。
南シナ海問題に関しては、両者はオランダのハーグ仲裁裁判所が下した最終的な判決を受けて関係諸国はこの判決に従うべきであるという認識で同意した。また、この問題は今後も両国間で連携して対応していく事で同意した。