フィリピン新大統領と麻薬密売人の戦いが開始
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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ新大統領は、国内から麻薬関連犯罪を撲滅するために麻薬犯の積極的な検挙と殺害を推奨しているが、この推奨を受けて各地の警察当局は麻薬犯の摘発と殺害を実施した事を発表した。
首都マニラと周辺の警察署では、ドゥテルテ新大統領が就任する事が確定した後から麻薬関連犯罪の捜査と摘発に全力を注いでおり、就任式の30日にはブラカン州で麻薬売人が摘発される際に抵抗したために殺害した事を発表している。他の地域においても、容疑者が捜査中に発砲してきたために警察も応戦し殺害した結果、200gにもなる覚せい剤が見つかった事を発表している。
現地メディアも、この麻薬売人の摘発と殺害を大きく報じている。これらの報道では、警察の行動を支持し麻薬撲滅に繋がる活動として称賛を持って報じている。銃撃戦の結果に殺害された麻薬売人の画像なども公開しており、抵抗した場合には容赦なく殺害される可能性が高い事も報じられている。また、ドゥテルテ氏が当選後の麻薬犯に対する逮捕率は2倍以上となっており、このペースで検挙が進めば、麻薬撲滅も可能であるとしている。
麻薬売人側も、ドゥテルテ新大統領の苛烈な取り締まりに対抗すべく、ドゥテルテ大統領の首に賞金をかけている。しかしながら、ドゥテルテ大統領の警備は厳重に行われており、大統領を殺害した場合には殺害犯は死刑もしくはその場で処刑される事が確実な事であるために、ドゥテルテ大統領を暗殺しようという人は出てこないとみられている。