日本はフィリピンの助産施設医療機材整備を支援

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日本政府は、フィリピンの医療インフラ整備を支援する活動の一環としてミンダナオ島コタバト市にあるコタバト地域医療センターの整備を支援していたが、この整備が完了した事に伴い施設を引き渡したことを発表した。

この支援プロジェクトは、草の根・人間の安全保障無償資金協力「コタバト地域医療センターにおける助産施設医療機材整備計画」として、2015年3月24日に契約を締結していた支援である。資金供与額は、102,138米ドル(約990万円) となる。コタバト地域医療センターは、ミンダナオ島において高度な医療を提供する重要な医療センターである。このセンターの助産施設には多数の患者が訪れており、毎日15人から20人程度の患者が入院していた。しかしながら医療機器の不足や老朽化により、本来であれば防ぐことが可能であった胎児の死亡事故が多発していた。

今回の支援プロジェクトが完了した事に伴い、必要であった医療機器や機材などが整備され、劣悪な環境下での医療行為や施設分娩が改善される事となった。これにより、この地域の母子の健康環境が改善される見込みである。