JICAはフィリピン・セブの都市開発を支援

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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、フィリピン第2の都市圏メトロセブにおける都市開発の支援を、横浜市と連携のうえで実施した事を発表した。

メトロセブとは、マニラ首都圏に次ぐフィリピンにおける第2の都市圏であり、フィリピン中部にあるセブ州の州都セブ市を含む7市6町から成る約1,069平方キロメートルの都市圏となっている。この都市圏では、順調な経済成長とともに人口も増加しており、2010年時点で255万人だったのが、2050年には500万人近くまで増加すると推測されている。しかしながら、このメトロセブでは宅地に最適な平野部が少なく、今後の発展を考慮したうえでの熟考された都市開発が必要となっていた。そのためJICAでは、今後の発展を考慮したうえでの都市開発を支援することを決定した。

この取り組みは、「みなとみらい21地区」や「港北ニュータウン」などの公共交通指向型開発の実績を持つ横浜市と共同で実施していた。2013年11月から2015年8月の期間で「持続可能な環境都市構築のためのロードマップ策定支援調査」を実施し、主要な課題である汚泥処理・水供給・廃棄物処理の支援を実施していた。

メトロセブへの支援は今回で一区切りを迎えることとなったが、今後もJICAはフィリピン側の取り組みを見守りつつ、新たな支援を検討・実施していく方針であることを表明している。