双日と三菱自動車はフィリピン自動車産業育成政策への参加を表明

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双日株式会社と三菱自動車工業株式会社は、両社が共同でフィリピンの現地で展開している自動車生産・販売会社が、フィリピンの自動車産業育成政策への参加を表明したことを発表した。

フィリピン政府は、アセアン経済共同体(AEC)が設立されたことにより、アセアン内の自動車産業がオープンとなるために、自国内の自動車産業にこの機会を好機と捉えてもらい、フィリピン内の自動車産業を育成し、関連産業の育成も図る事を狙いとした大統領令「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」を発令していた。この政策に参加・認可されるためには、販売実績やフィリピン現地の製造工場への投資額、適正な生産・販売計画、燃費基準などの様々な基準を満たす必要があるが、認可されたメーカーには、様々な支援が実施される。

双日と三菱自動車は、フィリピンにおける自動車販売を共同で実施するために、フィリピン現地に設立されたミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション社(Mitsubishi Motors Philippines Corporation(MMPC))を通じて、三菱自動車の生産・販売を実施していた。この販売会社は、フィリピンにおける展開を更に強化するために、この自動車産業育成政策に参加することを決定した。この販売会社では、今後もフィリピンでの生産および販売拡大を通じて、フィリピンの更なる産業基盤の強化に貢献していく方針であることを表明している。