日本はフィリピンの人材育成を支援

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日本政府はフィリピンの発展を支援するため、フィリピン政府の若手政府関係者が日本の大学院などに留学する際の資金を無償で供与する支援「人材育成奨学計画(JDS)」を以前から実施している。このJDSの第13バッチの奨学生の壮行会式典を8月6日にアストリアプラザ(パッシグ市)で実施したことを在フィリピン日本国大使館は発表した。

この人材育成奨学計画では、若手行政官などを対象に日本の大学院へ1年もしくは2年の期間留学するために必要な資金を無償で供与している。この留学により行政官の能力が向上し、財政政策、投資促進政策、中小企業振興、交通インフラ等の分野における将来を担う指導者が輩出されるとともに、日本とフィリピン間の相互理解が深まり、両国間の知的ネットワークの形成促進を狙って実施されている支援である。

平成27年度は第13バッチ奨学生として20名を受け入れることが決定している。2002年のプログラム開始以来、これまで259人のJDS奨学生が訪日している。日本側の受入れ大学は、神戸大学大学院、国際基督教大学大学院、明治大学専門職大学院、名古屋大学大学院、政策研究大学院大学、広島大学大学院などである。