フランスはフィリピンとの関係を強化し気候変動対策を支援
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フランスのフランソワ・オランド大統領はフィリピンに訪問した際に、フィリピンとフランスは両国関係を強化し、フランスはフィリピンの気候変動に対する支援を実施することを両国首脳による共同記者会見などで発表した。両国の国交関係樹立後に、フランスの現役大統領がフィリピンに訪問したのは今回が初めてとなる。
この発表によると、両国の協力関係は気候変動対策のみならず、安全保障・テロ対策・貿易・人的交流などにおいても実施される。
安全保障分野に関しては、両国は東南アジアの平和と安定を維持するために協力する。領土は国際連合などで定められている国際法に従うべきであり、他国からの一方的な行動によって領土が変更されるべきではなく、南シナ海の領有権争いも平和的に早期に解決するべきであるとの見解を示している。
テロ対策分野に関しては、両国はいかなる形でのテロ活動も容認しないことを確認した。実際のテロ対策は、国際社会と連携してテロ根絶のために協力し合う方針である。
人的交流に関しては、特に学術交流の観点から若者の交流を促進させる方針である。また、フィリピンへ訪れる観光客の誘致活動も積極的に実施していく。