インドネシアとフィリピンは麻薬取引防止・職業訓練・安全保障において協力
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インドネシアのウィドド大統領はフィリピンのアキノ大統領との会談を実施するため2月8日から3日間の日程でフィリピンに訪問していた。両者は2月9日に共同記者会見を実施し、二国間の関係を強化することの発表に加えて、麻薬の不正取引の防止、職業訓練に関する協力、防衛・安全保障分野における協力の実施などに関する覚書を締結することを発表した。
この声明で発表された内容の一部を以下に抜粋する。
【職業訓練に関する協力】
両国は更なる経済成長を行うためにも教育訓練は必須であるため、共同で能力開発プログラムなどを開発する。
【麻薬の不正取引の防止対策】
両国での麻薬取引を取り締まる団体が連携し、不正取引に関わる情報を両国が迅速に共有・使用出来る体制を構築する。
【移民者・出稼ぎ者の保護】
両国は多数の移民者および出稼ぎ者が存在するため、協力してこれらの人を保護し正当な権利を守るための施策を実施する。
【海洋における協力】
両国は世界最大規模の数の島を抱え、長い海岸線を持つ国であるため、海洋問題に関しては両国で協調して対応していく。両国間における海洋問題に対しては円満な解決を目指し、許可を得ていない違法漁業などには協力して対処する。