APEC2015開催の準備を進めるフィリピン
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APEC(アジア太平洋経済協力:Asia Pacific Economic Cooperation)とは、アセアンの7カ国を含むアジア太平洋地域の21の国と地域が参加する非公式な経済協力の枠組みである。1989年の第一回閣僚会議から毎年開催されており、来年の2015年はフィリピンで実施される。フィリピンでは来年の開催に向けて準備を実施しており、12月1日に実施した進水式において公式ロゴマークおよびテーマを発表した。
この発表によると、APEC2015のテーマは「Building Inclusive Economies, Building a Better World(日本語仮訳:包括的な経済を構築し、より良い世界を築こう)」である。ロゴは、包括的な経済を構築するイメージの円形となっており、青・赤・黄色の三角形はその21加盟国を表している。
APECの経済規模は世界全体のGDPの約半分を占め、貿易量および人口に関しても約4割を占めるため、開催国は世界的にも注目される。そのため、フィリピンでは開催国の役目を全うするため念入りな準備を行っていた。2016年はペルーで開催される予定であり、それまでの1年間はフィリピンでAPEC関係の様々な会合が実施される。
なお、アセアンの国でAPECに参加している・参加していない国は以下である。
【APECに参加しているアセアンの国】
ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
【APECに参加していないアセアンの国】
カンボジア、ラオス、ミャンマー